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国語で伸びる、ことばで育つ

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ブログ再開いたします

ブログ再開いたします

 ずいぶん長い間ブログをお休みしてしまいました。そもそも更新回数が少なすぎて、ブログと呼べるようなしろものではありませんでしたが、父が亡くなり、母の介護に追われ、どんどん時が過ぎてしまい、休眠状態に入ってしまいました。昨年9月に母も亡くなりましたので、また心機一転、本当の意味でのブログと呼べるものになるよう発信回数を増やしていこうと思います。
 
 さて、再開の第一回目として、皆様におうかがいしたいことがあります。お子様の国語の学習環境は充分なものでしょうか?
 お父さんやお母さん、あるいはおじいさんやおばあさん、近所のおじさん、おばさんでもかまいませんが、大人と会話する機会がどれくらいありますか? 
 声だけではなく文字で、コミュニケーションをとる機会はありますか?
 「あれ」「これ」など指示語ではなく、きちんと物や場所の名称のはいった会話ができていますか?
 保護者の皆様に知っておいていただきたいのは、子どもたちは大人の想像以上に「ことば」を知らないということです。生活の場では、場所があり、物があり、動作で示すこともできますから、ことばにしなくてもだいたいのところが分かります。だから、子どもたちが、ことばとしても理解できているだろうと思ってしまいます。でも、日常接している場所や物など、その名前を知らない子どもたちは意外と多いのです。(たとえば、「夕立」ということばの意味を知っている子どもは、当教室では5人に1人いるかいないかくらいです。)
 ことばを知らないのだから、場所も、物も、それを語ったり動作したりする人もいない文章だけを読んだ場合、当然その場面をイメージすることができません。ましてや、具体的な物や場面のない抽象的な内容は、おそらくちんぷんかんぷんです。国語に限らず、学校での学習は「書き言葉」の世界です。話し言葉が理解できても、書き言葉が理解できなければ、理解することがむずかしいのです。特に国語は、9割方書き言葉の教科ですから、ことばを知らないということが、かなりのハンディキャップになります。
 国語が苦手だといっても、いろいろな段階がありますが、まず基本段階でのつまずきはことばを知らないということが大きな要因です。もちろん学校で勉強していくうちに語彙は増えていきます。歳を重ねるごとに日常生活の中でも語彙は増えます。それでも国語が苦手だとしたら、教科書や試験で出てくる語彙の数に、学校や日常生活で身につけた語彙の数が追いついていないということが考えられます。
 だとすれば、対処法は三つです。一つ目は、ご家庭で親御さんが意識的にことばを教えることです。二つ目は、学校以外でも文章を読む機会を増やして、文章を読むことを通して語彙を増やしていくことです。三つ目は、塾や家庭教師を介して語彙を増やすことです。
 一つ目や二つ目の方法がむずかしいご家庭の保護者の皆様、国語塾を利用してみませんか?
 

2025-01-25 10:34:50

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