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必要になってからでは遅い

必要になってからでは遅い

 もう何度もこのブログで触れてきたことですが、国語の問題を解くということは技術なのです。そして、技術というものを身につけるためにはある一定の時間がかかります。こうすればよいとやり方を教わって、すぐに出来るようになるというものではありません。もっともこの点は、国語に関心を持つ、あるいは国語の必要性を感じている多くの親御さんが認識されているように思います。
 ただ、その技術を身につけるために必要な基礎知識や技術を身につけるまでにかかる時間の見積りが、おそらく教える側と教わる側では違うのだと思います。私の正直なところを申し上げれば、入試なり資格試験なり成績向上なりの目標があるとして、それに向けて指導するなら少なくとも2年以上、出来れば3年以上の期間は見てほしいところです。
 例えば小論文には、問題文が提示されて、それを読んで自分の考えを述べる形式と、あるテーマ(題材)だけが提示されて自分の考えを述べるものと二つの形式があります。後者の場合、そのテーマについての知識がなければ一行も書けないこともありえます。仮に「延命治療についてあなたの考えを述べよ」という出題があったとしたら、「延命治療」についての知識がない限り書きようがありません。論文を書くという技術の前に、論文を書くための基礎知識が必要なのです。試験までに期間があれば、幅広い文章に触れてもらって、少しずつ知識を蓄え、それと並行して論文を書く技術の練習が出来ます。しかし、受験までの期間が短いと、論文の一般的な書き方について説明し、いくつか論文を書いてもらって、添削するので手一杯です。それで合格出来る生徒は、私から言わせればそもそも当教室に来なくても合格出来る生徒です。
 読解問題も同じで、漢字や語彙の知識を増やし、読み方の技術を高め、文を書く技術を伸ばすのは、短期間では無理です。
 だから必要になる前から国語の学習を始めてほしいのです。自分で勉強出来る生徒なら必ずしも塾に通う必要はありません。例えば、3ヶ月だけ当教室で勉強の仕方を学んで、あとは自分で勉強したっていいわけです。ただ、スタートだけは早くしましょう。必要になってからでは本当は遅いのです。
 誤解のないように申し上げますが、必要になってからでは遅いけれど、必要になってから始めても無駄だと言っているわけではありません。ちょっと勉強すればすぐに出来るようになると安易に考えないでもらいたいし、反対に勉強したところで国語力は伸ばせないと思い込まないでほしいということを申し上げたいのです。勉強したけれど国語の成績が上がらなかったとしたら、勉強の仕方に問題があるか、勉強の期間が短いかであって、勉強そのものが無駄だったのではありません。
 必要になってからでは遅いけれど、必要になってから来てくださっても、遅いなりに当教室で出来ることは精一杯させていただきます。もし国語でお困りでしたら、遠慮なくお問い合わせください。
 

2025-07-12 12:29:32

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