保護者の方々や生徒さんに私はよく、国語学習とは筋トレのようなものだとお伝えしています。
第一に、反復と継続が必要です。仮に一週間毎日3時間国語の勉強をしたとしても、次の一週間全く国語の勉強をしなかったらまず成果は見込めません。一日30分、いや10分でもいいので、それを継続して3ヶ月、半年と続けていく。これが大切です。
第二に、意識的な学習が効果を高めます。筋トレでは鍛える筋肉を意識してトレーニングを行うかどうかによって効果が違ってくるそうです。国語学習も、今日は語彙力を高めるための学習、記述力を高めるための学習、読解力を高めるための学習など、何にポイントを置いて学んでいるのかを意識するかしないかでは効果が違ってきます。
第三に、バランスよく学習しないと効果が上がりません。語彙力・記述力・読解力・文法力など自分が苦手とする分野に重点を置くのはよいとしても、それだけに偏らないということが大切です。さらに言えば、国語力を支えるのは国語の知識だけではないので、英語や社会、理科、数学などの学習も手を抜かないことです。
第四に、脳に負荷をかける必要があります。筋肉に負荷をかけることによって、筋力がつくように、脳に負荷をかけることによって考える力がつきます。解けない問題であっても、一定時間考える。記述問題は空欄にせず、分からないなりに答えを書いてみる。模範解答もそれを見ながら写すのではなく、暗記して書くようにすることで、脳にかける負荷をあげることが出来ます。
そして、国語学習が筋トレと似ているところは、いつでもどこでも出来るというところです。例えば、野球のバッティング練習はバットやボールと一定のスペースがないと出来ませんね。でも、筋トレは自分一人が立てるスペースがあれば可能だし、椅子に座って出来るトレーニングもあります。数学や英語や理科を、教科書や参考書やスマホなどを使わずに勉強するのは難しいと思いますが、国語は紙と鉛筆さえあれば勉強出来ます。例えば目の前のことやその日あった出来事をノートやスマホに文章にして記してみるだけでも記述力が鍛えられます。目の前に見えている物の名前を片っ端から漢字で書くなんて方法もあります。ちなみにいま私が座っている場所から見える植物の名前をここに記すと「樫・柊・柳・楓・稲・南瓜」です。電車の待ち時間などに友達とゲーム感覚でやってみるのもいいかもしれません。
国語力をいまよりアップしたいと考えている人は、まずは一日10分、教科書や新聞、テスト問題などを読んだり、ことばの意味調べや書き取りをしたり、漢字を使った例文作りなどに取り組んでみましょう。3ヶ月ぐらい続ければ、意識が変わってきます。そうなれば、勉強の時間だけでなくスポーツの時間も遊びの時間も、電車やバスや自転車で移動している時間も、国語の勉強の時間に変わります。生きることすべて国語の勉強です。
2025-07-26 10:29:25
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