国語塾いはら教室

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テストにはよい緊張感をもって

テストにはよい緊張感をもって

 当教室では授業の最初に腹式呼吸をして、息と気持ちを整えることを学習前のルーティンにしています。気持ちを整え、精神を集中する。国語を学ぶ際に(特に問題を解く際に)とても大切なことだと考えているのですが、あまり指摘されることがないように思います。
 そもそも国語で扱われる文章を読んだり、それについて何か書いたりするということは、かなりの集中力を必要とする作業です。私のように日頃文章の読み書きをする機会の多い人間でも、集中力を欠くときはしばしば読み落としをしたり、書き損じをしたりします。同じ日本語をつかうといっても、LINEをしたり、日常会話をしたりするのとはまったくレベルの違う作業なのです。
 もちろん基本的な国語力がなければテストで高得点をとることは出来ませんが、一定の国語力がありながらテストの点数が伸びない生徒は集中力をもって文章に臨めていないのではないかと思います。そして、こういった生徒には二つのタイプがあると推測しています。
 一つは、問題を解くということを安易に考えていて緊張感なく文章を読むタイプ。もう一つは、問題を解くということを難しく考えすぎて極度に緊張してしまうタイプです。両方とも適度の緊張感をもってテストに臨んでおらず、文章を読む集中力を欠いているために、時間内に問題を解ききれなかったり、ケアレスミスが出てしまったりするのだと思います。
 体操選手や陸上選手などが競技に臨む前の様子をテレビで観てみると、息を整えて集中力を高めようとしているのが伝わってきます。彼らはその一回の演技に自分の最高のパフォーマンスが出せるように精神統一をはかっているわけです。国語のテストもそれと同じような姿勢で臨みたいものです。
 一回一回の定期テストの点数に一喜一憂しなくてもいいし、点数を度外視して新しい勉強法や解法を試してみるというチャレンジもあっていいと思います。ただ、スポーツで勝ちたいという気持ちがなければ試合に勝てないように、テストも点数をとろうという気持ちがなければ高い点数はとれません。テストの点数が伸びない生徒さんは、「いい点がとれたらいいな」くらいに思ってはいませんか? それでは力は発揮できません。目標とする点数がとれなかったら、がっかりするのではなくて悔しがるぐらいの気持ちが必要です。
 国語は他の教科と違って、テスト前にピンポイントで確認できる項目はあまりありません。だから、テストの前に何をしていいのか分からないという話をよく聞きます。しかし、出題範囲の漢字や文法事項、文学史など前もって確認出来ることはあるし、出題範囲の文章を読んで、説明的文章なら要旨、文学的文章ならあらすじをまとめるなど、前もってできる準備はあるのです。スポーツと同じくよい準備をして、準備したことが100%出せるように息を整え、集中力を高める。そうしてテストに臨みましょう。
 入試の際には、これまで経験したことのないようなプレッシャーがかかります。それを克服するためには、定期テストや模擬テストでも自分にプレッシャーをかけて、それに打ち勝つ練習をしておくことも必要だと思います。ここ一番で最高のパフォーマンスが出せるようよい緊張感をもって一回一回のテストに臨みましょう。

2025-08-09 08:36:58

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