先週の土曜日、母校である智辯学園和歌山中学高等学校の同窓会がありました。私たちはこの学校の中等部の一期生なのですが、ちょうど今年還暦(60歳)になるのを機に、いま85名いる同窓生のうち40名が参加して、久しぶりに旧交を温めました。
その席でいまは薬剤師をしているある同級生が私のところに来て、「国語って受験のときにも大事よな」と話をしてくれました。その同級生のお子さんは国公立大学の理系学部に合格したそうなのですが、国語が苦手だったとのことです。しかし、高3の担任が国語科の先生で、毎日クラスで国語の小テストを実施してくれたのだそうです。それによってお子さんは国語の成績があがって、共通テストでは200満点中の176点だったとか。
「理数系の教科や英語は共通テストが悪くても二次で挽回することができるけど、理系の学部は二次では国語がないので、共通テストの国語は合否に影響する。うちの子は国語で合格したようなもんや」と言っていました。
なるほどこういう考え方もあるのですね。二次試験でも課される教科は共通テストの出来が悪くても挽回のチャンスがある。しかし、共通テストで課されて二次試験で課されない教科は挽回のチャンスがない。二次試験にないから重要でないではなく、二次試験にないからこそ重要。なによりも共通テストで点数が取れなかったとしても二次試験で挽回できるという前向きな考えがいいなと思いました。
もっとも国公立大学を目指す生徒にとっては、二次試験で課される、課されないにかかわらず、すべての教科が重要です。どの教科が大切というよりも、苦手教科の克服が合否の鍵を握ると考えたほうがよいでしょう。
分かりやすくするために簡単な配点で説明しますが、仮に志望校の共通テストのボーダーが1000点満点中の800点だったとしましょう。この場合、5教科で平均160点をとればボーダーに届きますね。でも、苦手教科があって、その点数が100点だった場合、他の教科で60点をカバーしなければなりません。4教科で60点の上乗せ。これはなかなか大変です。これも仮に4教科中1教科はちょうど平均の160点だっとしましょう。すると、残り3教科で60点を上乗せするためには、3教科すべてで180点(9割)の得点をとらなければなりません。これは相当に高いハードルです。
もちろん傾斜配点等もあるので、この計算とは違う場合もありますが、二次試験で挽回できる、できないを別としても、国公立大学を目指す生徒は、共通テストで極端に点数の低い教科を作らないということが重要です。上記のように800点がボーダーだとしたら、すべての教科のうちの最低点を120点(6割)以上にすることが一つの目安です。
苦手教科というのは、どうしても学習時間が少なくなりがちです。(だから余計に苦手になるともいえます)しかし、上記のように考えれば、合格のためには苦手教科の底上げが必要です。今からでも遅くありません。苦手教科のある人は、諦めずにその克服に取り組んでください。
2025-08-23 08:44:00
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